未来の足跡♪

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『ユニクロ帝国の光と影』読みました!(横田増生著)【内容サマリあり】〜柳井社長の見方変わっちゃった!



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週刊文春最新号で「ユニクロ潜入記事」が乗りました。

その記事はこちらです⇒

で、文春の記事があまりにも興味深かったので、その発端となった横田増生氏の『ユニクロ帝国の光と影』をアマゾン♪

直ぐに届いたので早速読みました。

 

 

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墓穴を掘り続けた帝王・柳井正!?

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(画像出典:gathery.recruit-lifestyle.co.jp)

 

飛ぶ鳥落とす勢いで成長を続けてきたユニクロとそのトップ柳井氏。

横田増生氏の著書『ユニクロ帝国の光と影』は絶対に許すことの出来ないことでした。

なのでユニクロは横田氏と著書の出版社・文藝春秋社を相手に2億円を超える訴訟を起こしました。

そして、ユニクロは敗訴します。

 

私が読んだ『ユニクロ帝国の光と影』は2013年出版の文庫本版なので、訴訟の経緯と結果については、文庫版追補として、掲載されています♪

 

それでは、『ユニクロ帝国の光と影』を簡単に紹介します♪

 

まず、目次を列挙してみますね。

 

(目次)

  • 序 章 独自調査によってメスをいれる
  • 第1章 鉄の統率
  • 第2章 服を作るところから売るところまで
  • 第3章 社長更迭劇の舞台裏
  • 第4章 父親の桎梏
  • 第5章 ユニクロで働くということ 国内編
  • 第6章 ユニクロで働くということ 中国編
  • 第7章 ZARAという別解
  • 第8章 柳井正に聞く
  • 終 章 柳井を辞めさせられるのは柳井だ
  • 追 補 東京地裁は"真実"と

(『ユニクロ帝国の光と影』の目次より)

 

 文庫版として追補された「東京地裁は"真実"と」を読むと、ユニクロによる訴訟が、返って横田氏のジャーナリストマインドをさらにたきつけたようです。

 

実際、横田氏は、裁判中も、ユニクロ関係者への取材を続け、元ユニクロ社員たちが語る「ユニクロの労働環境の実態」に耳を傾けてきました。

 

そして、敗訴した柳井氏がインタビューで語りました。

 

  • (僕=柳井氏の)悪口を言っているのは僕と会ったことがない人がほとんど。うちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい

 

これが横田氏の琴線に触れたのでしょうか、横田氏は潜伏してユニクロで働きはじめます。

ますます、横田氏の発言の真実味に磨きが掛かります。

それもこれも、原因はみんな柳井氏自身なわけで、言うなれば墓穴を掘った!?

 

以下、ピックアップで内容紹介しますね。

 

『ユニクロ帝国の光と影』について

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(画像出典;books.bunshun.jp or mynewsjapan.com)

 

以下、各章を順番に簡単に、そして勝手にサマリますね♪

 

序章 独自調査によってメスを入れる

横田氏がユニクロに注目したのは、2009年10月のファーストリテイリング(ユニクロの会社名)の決算発表でした。

当時、世界同時不況のために日本の多くの会社が苦戦しているなか、ファーストリテイリングは過去最高の決算を発表し、そして、柳井氏はこう言ったのです。

  • 2020年には5腸炎企業になる
  • 日本でダントツの一番になって、最高のユニクロを世界に持っていきたい 

この発言はジャーナリスト横田氏を大いに刺激し、良い面・悪い面を含めて独自調査をすることでユニクロにメスを入れようと決意させたのです。

おおぅ、きっかけはやっぱり柳井氏でしたね♪

 

第1章 鉄の統率

柳井氏は絶対に現状には満足しない人で、周りにもその姿勢を厳格に強力に求めます。

柳井氏が理解不十分と認めた店長は首が飛びますし、執行役員も次々に辞めさせられます。

柳井氏はとにかく、ユニクロをグローバル企業にするため、スピードが第一と宣言し、それについてこられない者たちを断罪していきます。

ある意味、暗黒の統治です。

で、ユニクロには鉄の統率ができあがるのです。

そして、各部署の責任者たちがこの鉄の統率の推進者となっていくのです。

 

第2章  服を作るところから売るところまで

田舎町の小売りであったユニクロを、柳井氏は製造から小売りまでの一貫を行う企業(SPA)へと育て上げました。

ユニクロは日本初のSPA企業となったのです。

そして、これはとてもスゴイことなのです。

 

1984年にユニクロ1号店が誕生、そして、1991年以降、全国展開へ着手していきます。

これを可能にしたのがSPAなのです。

柳井氏の改革の原点には、商社や卸、メーカーなどへの不満がありました。

とても全うな改革意欲だったのです。

 

第3章 社長更迭劇の舞台裏

柳井氏は将来を託した社長を半期の減益を持って更迭します。

そこには柳井氏によるユニクロ統治の本質が見えてきます。

そこにはグローバル指向とはいうものの、世襲が意図されていた...のかもです。

そして、柳井氏は責任を取らないという柳井流の統治がバレバレになったのです。

 

第4章 父親の桎梏

柳井氏は、大学卒業後、父親が営む衣料販売店へ入社します。

やがて父親から経営の全権を移譲された柳井氏は、この田舎町の衣料店の将来の絵を描き治し、その実現に邁進していくのです。

そして、父親の反対を押し切って、ユニクロ第1号店を出店します。

 

第5章 ユニクロで働くということ 国内編

現場の「自立と自律」を求める柳井氏。

しかし、現場の実態はマニュアルで行動を制限されているのです。

そこに自由な発想など...生まれるハズもないのです。

そこは、まさにブラック企業の代表格といえる状態でした。

 

第6章 ユニクロで働くということ 中国編

横田氏が中国の実態を調査すると、そこにあったのは、日本の労働環境の悪さがたいしたこともないと思えるほどのひどさだったのです。

そして、そこにはユニクロの利益の源泉があったのです。

もちろん、日本国内のブラックも利益の大きな源泉ですけどね。

 

第7章 ZARAという別解

柳井氏がライバルとしてあげる企業は、スペインのZARAです。

そこで横田氏はZARAの調査をしました。

そして横田氏はユニクロとZARAの「3つの違い」に気づきます。

当然、柳井氏はZARAから学び、そこから経営のヒントをたくさん得ているわけです。

その柳井氏の改革行為が、ユニクロ帝国の光をつくり、同時に影もつくっているわけです。

 

第8章 柳井正に聞く

横田氏ばユニクロ総帥・柳井氏にインタビューをする機会を得ます。

そこで、社長更迭の理由や何故執行役員が次々に辞めていくのかなど、様々なことをぶつけます。

そして、尊敬する経営者として「藤田田」「中内功」という名前を引き出します。

いずれもカリスマとして社内に君臨し、そして、朽ち果てた人たちです。

柳井氏の将来を暗示しているかもと感じたのはブログ管理人だけでしょうか。

 

終章 柳井を辞めさせられるのは柳井だけだ

カリスマ経営のリスクを横田氏は説きます。

つまり、カリスマ性が強ければ強いほど、そのカリスマと時代に乖離が出来てしまったら、企業は悲惨な状態に陥るというわけです。

しかし、ユニクロにおいては、柳井氏のカリスマ性が強大であるからこそ、もはやリスクを回避できるのは柳井氏自らの退任しかないという帰結になるのです。

 

文庫版新章 東京地裁は"真実"と

横田氏と文藝春秋社を告訴したユニクロ(正確にはファーストリテイリング)。

その裁判の最中も、横田氏は取材を続けていること、そして、横田氏らが勝訴した経緯などが掲載されています。

継続調査から見えてくるものは、「ユニクロヤバイかも」ということです。

それが現実化するかどうかについては...わかりませんが。

 

まとめ

 

なかなか読み応えのある本でした。

ブログ管理人は、藤田田氏や中内功氏の本は、これまでたくさん読んできました。

そして、藤田氏や中内氏がどうなったのかもよく理解しています。

実は、柳井正氏の本も結構な数読んでいます。

ファーストリテイリンググループは、外から見る限りは勢いもあり、素晴らしい企業だと移ります。

だからこそ、ファーストリテイリングが真にグローバルな企業となるためにも、現在のブラック体制は改革してもらいたいとも思うのです。

 

週刊文春に掲載の横田氏の続報記事と、そして、ファーストリテイリングの今後の行く末について注視していきたいと思っています。

※冒頭の画像出典:j-cast.com & news.careerconnection.jp

 

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