未来の足跡♪

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【悲惨】NHK放送ドラマ『火花』爆死の3つの理由〜又吉直樹の芥川受賞作品ドラマ化



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NHK放送ドラマ『火花』の爆死について書きます。

2015年芥川賞受賞の又吉直樹作『火花』。

動画配信企業Netflixは映像化権を取得し吉本とコラボでドラマ化。

そのドラマをちょい編集でNHK放送が始まったものの...。

 

 

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NHK放送ドラマ『火花』の視聴率

 

2/26(日)からNHKで放送が始まった『火花』。

日曜日の夜11時からの放送であるにも関わらず、第1話視聴率は 4.8%とまあまあの船出です。

しかし、そのあとが...悲惨なことに。

視聴率の推移は...

  • 第1話 2/26 視聴率 4.8%
  • 第2話 3/05 視聴率 2.9%
  • 第3話 3/12 視聴率 1.5%
  • 第4話 3/19 視聴率 ??

第4話視聴率は、この記事を書いている時点で、まだ発表されていませんが、見事なほどのダダ減りです(>_<)

 

小説『火花』とドラマ『火花』

 

ドラマ『火花』の爆死を書く前に、そもそも『火花』とはについて書きますね。

 

小説『火花』について

 

これは、2015年1月に芸人・又吉直樹氏が発表した純文学としての処女作です。

前評判が高く、作品が掲載された『文學界』2015年2月号は、文學界史上始まって以来の重版、重版の嵐となりました。

そして、その年の芥川賞を受賞してしまいます。 

累計発行部数は278万部。

日本文学界史上に残るほどのビックヒットとなりました。

作品の特徴は...

  • とても起伏がない物語です
  • 起伏がない分、読み手は好き勝手に感情移入ができます

 

『火花』あらすじ

 

生きるのが下手な人たちの苦悩の物語(?)。

売れない若手漫才コンビ、スパークス。

ネタ書きもしている僕、徳永が主人公。

僕は、夏祭りの営業先で、師匠と仰ぐ神谷さんと出遭います。

神谷さんも、あほんだらという漫才コンビをやっていて、売れていません。

僕は、いろいろ試行錯誤しますけど、やっぱり売れません。

神谷さんも、ますます変な方向へと進んでいきます。

そして...。

 

ドラマ『火花』について

 

アメリカの映像配信企業Netflixの手が早かったですね〜♪

小説『火花』が大ヒットすると、すかさず『火花』の映像化権を取得。

そして、Netflix独自の「10話からなる連続ドラマ」をつくってしまいました。

さらに、全10話を同時に世界配信という挙に出ました。

主人公・徳永を林遣都(はやしかいと)さん、徳永の師匠・神谷を浜岡一喜(はまおかかずき)さんという配役です。

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当初、ドラマ化は話題を呼びました。

ドラマはNetflixの独占配信ですから、会員増加には少なからず寄与したことでしょう。

ブログ管理人もドラマ『火花』見たさに有料会員登録し、今に至ります。

でも、会員増加寄与は長くは続かなかったのかも...。

そうでなければ、虎の子の独自ドラマ化作品でマネタイズ(金に換えること)しようとは思いませんでしょうから。

Netflixは有料でNHKに放送する権利を一時的(?)に売りつけたのではないでしょうか。

 

NHK放送ドラマ『火花』が受ける必要条件

 

小説『火花』を『文學界』2015年2月号発売とともに直ぐに読了し、その後、単行本版も購入して読んでいるブログ管理人ですが、もちろん、ドラマもNetflixで都合通して2回は観ています。

そんな経験から、NHKのドラマ『火花』の爆死は、少なからず予想していました。

その理由が分かっていたからです。

連続ドラマが視聴者に受ける必要条件を満たしていなかったからです。

言い方を替えると...

  • 連続ドラマにとっての肝心要が「ない」

ことなんです。

その肝心要とは...

  • 視聴者がいま見ている回に、「次も観たいと思わせる要素」を戦略的・戦術的に散りばめている

ことなんです。

しかし、ドラマ『火花』にはそれがない。

そして、それがないのには「3つの理由」があるんです。

 

NHKドラマ『火花』が爆死した3つの理由

 

ようやく本題です(笑)。

爆死の3つの理由、それは、こういうことです。

  1. そもそも起伏ゼロの小説をドラマ化した
  2. 起伏がないのにさらに「10話」という小割展開にした
  3. キャスティングの話題のなさ

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少し、この3つの理由を解説しますね。

 

小説『火花』を面白いと思うか、つまらないと思うかは、かなり感性の問題です。

そういう感性は抜きにして、小説『火花』をみたとき、一つの特徴が。

それは、恐ろしいほどにストーリーの起伏がないんです。

物語のなかに、イベントらしいイベントもなく、僕の視点で淡々と展開されていく。

そういうのが面白いという人もいます。

ブログ管理人もそうですが。

しかし、この起伏のなさはドラマ向きではありません。

まして、それを10話の連続ドラマにしてしまうとは、無謀としか言いようがありません。

  • 第1話を観た者は次に期待しない。
  • 期待しないから第2話の視聴率は下がる。
  • もしかしたらと第2話を観た者にも「次への期待」が提示されない。
  • だから第3話の視聴率は下がる。
  • 第3話にも「次への期待」がない...。
  • だから...

こういうネガティブスパイラルが、ものの見事に展開しているんです。

それでも、「キャスティングが評判を生み!」というようなものがあれば、そこそこの評判で観たいという人の裾のが拡がるかもしれませんが、林遣都さんと浜岡一喜さんでは、視聴率は...ね。

 

映画『火花』はどうなるか?

 

『火花』については、すでに映画化も発表されています。

ブログ管理人、こちらのほうは、そこそこヒットするのではと思っています。

これも「3つの理由」があります。

  1. 2時間という「冗長さをデフォルメで凌げる」適度な長さ
  2. 菅田将暉、木村文乃、桐谷健太という、ときめく配役
  3. 板尾創路監督という奇手

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これも少しだけ解説します。

 

『火花』を忠実に映像化するには2時間でも冗長的です。

でも、2時間だからこそ、思い切ってデフォルメし、特定のイベントにフォーカスして面白く展開することもできます。

あるいは、極端に主人公・徳永のひとつ、ふたつの面にフォーカスするとか...。

そして、キャスティングが、今人気の俳優・女優のおてんこ盛り。

個人的には、木村文乃さんがどんな「師匠・神谷の彼女さん」を演じるのか楽しみです。

さらにだめ押しで、板尾創路監督という奇手です。

板尾監督のデビュー作観てますが、なかなかいいです。

板尾監督なら観てみようかなというファンもちょっぴりはいるかも(笑)。

 

まとめ

 

ところで、又吉直樹さんの純文学2作目も読みました。

文学誌『新潮』2017年4月号掲載の『劇場』です。

テイストは『火花』と同じですね。

つまり、あの『火花』の起伏のなさは又吉直樹作品の特徴なんですね。

その特徴を連ドラ形式では活かせないということです。

だからこそ、映画にプチ期待です♪♪

※冒頭の画像出典:Gigazine