未来の足跡♪

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過重労働必須のコンビニ業界、配送運転手過労死、残業100時間超続き...



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2016年には総売上高10兆5700億円、総店舗数5万4501店(2016年末現在)という一大産業になったコンビニ業界。

今や生活インフラとして欠かせない存在となりました。

しかし、明暗はかならずあり、暗の部分も多いのです...。

 

 

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「明」があれば「暗」あり...

 

1970年代に出現したコンビニ。

当時は勢いのあった総合スーパーが次々にコンビニ会社を子会社として展開したのです。

イトーヨーカ堂がセブンイレブンを。

ダイエーがローソンを。

そして、西友がファミリーマートを。

あれから40年ほど経ち...。

 

1970〜80年代には小売業界の一大勢力であった総合スーパー群は、いまや、どこも斜陽となり、ローソンもファミリーマートも身売りされて商事会社の傘下になっています。

 

セブンイレブンだけは系列に残るも主客逆転。

かつてグループの親だったイトーヨーカ堂は凋落し、セブンイレブンが同グループのトップに立っています。

 

そして、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートのこの3強がそれなりに切磋琢磨し、2016年時点では冒頭に書いた通り、10兆円を超える産業になっているわけです。

 

これだけ巨大な産業になれば、「明」だけでなく「暗」もたくさんあります。

 

しかし「暗」があるからといって、その産業を否定することにはなりません。

成長に歪みはつきもので、その歪みをどう修正・改善していくかで、その後の成長が決まってくるのです。

 

コンビニ業界は、直接的に店舗だけでなく、配送や商品製造などを含めると経済規模はコンビニ売上10兆円の何倍にもなるはずです。

 

それだけ多くの人たちが関わる業界ですから「暗」も当然多くなるわけです。

 

そして、今、注目されているコンビニ業界関連の「暗」は、過重労働です。

 

今回、コンビニ配送運転手の過労死が明らかになりました。

 

コンビニ配送で過労死!?

 

コンビニ各店に商品配送をしている途中に死亡した長野市の運転手(43)について、長野労働基準監督署は労災認定していたことが8/31に判りました。

 

認定日は8/24付けです。

 

この男性は2016年3月に信濃陸送(本社:長野県千曲市)に入社し、コンビニ商品の配送業務に就きます。

しかし、2017年1月6日、長野県上田市のコンビニ駐車場で倒れ、亡くなります。

死因は急性大動脈解離でした。

 

男性の勤務は過酷で、長野市内の入荷センターとコンビニ店舗を1日2往復して10数店舗に商品を配送していました。

亡くなる前の半年間、残業は月96から135時間。

この会社では月の残業104時間と定めた労使協定を結んでいましたが、多くの月でそれを超えており、しかも、未払い残業代が200万円近くもあったのです。

 

実際の仕事では、コンビニ配送は「時間厳守」が大前提としてあり、配送時間を厳守するために、規定の時刻よりも早く出発し、食事もできず、帰宅が午前3時になることもあったとのこと。

 

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このあたりの「時間厳守」の慣習、許容範囲を少し緩めて設定するだけでも状況は変わるのかもしれません。

 

この「時間厳守」、本当にお客さまのために必須の事項なのでしょうか。

 

...等々の見直しが必要なのではないでしょうか。

 

少し脱線し...

 

かつて、コンビニ業界ではお弁当の廃棄について店舗が全負担するという「決め事」がありました。

一方、品切れについては、懲罰的な指導があったのです。

このため店舗では廃棄覚悟で多めの発注をしており、廃棄を少なくするために、コンビニオーナーたちがそれを毎食食べたりしていたのです。

 

昔、就活生から直接聞いた話です。

私の家はコンビニオーナーをやっています。

廃棄の弁当がたくさんあり、父は毎食それを食べていました。

しかし、それがもとで父は病気になってしまいました。

 

今一つ、病気との因果関係が不明ですが、当時は、弁当には、防腐剤等、今以上にいろんなものが入っていたようです。

 

そういうものが父に作用したというのが就活生の言い分でした。

 

弁当の廃棄等については、いろいろ問題となり、現在では、かなり改善されています。

 

今回の過労死認定を業界としてどう捉えるか

 

話を過労死に戻して...。 

 

今回の過労死認定を業界としてどう捉えるかということが、今後のコンビニ産業に未来を決めてしまうことになるかもしれません。

 

今は、コンビニの「暗」を出し切る、またとない機会なのかもしれません。

 

今回の過労死認定を「特定の県」、「特定のコンビニ」、「特定の配送業者」の問題と捉えては、コンビニ業界は1mmも前に進めません。

 

それどころか、政府としても過重労働改善を目指している今、「後退するばかり」です。

 

孫の世代が活躍できる時代に

 

子だけでなく、孫の世代が活躍できる時代にするのは「今」なんですね。

だからこそ、多くの会社・従業員が関連するコンビニ

業界が、業界及び業界周辺に巣くう「暗」を出し切って改善する必要があります。

何しろ、店舗売上だけで10兆円を超える産業なのですから、そういう「暗」の部分を積極的に改善する使命があるわけです。

 

そうやって孫の世代も安心して働ける場を実現できてこそ、業界としても「言われている飽和状態」を突き抜けて成長できるのでは...と思っています。

 

まとめ

 

生活インフラとなり、欠かせない存在のコンビニだからこそ、そこに関連して働く人たちの「暗」部分を出し切って、改善を進めてもらいたいものです。

 

そのためにも、今回の配送運転手の過労死認定をコンビニ業界として、そして、コンビニ業界の周辺業界のトップの方々に重く受けとめてもらいたいと願っています。 

 

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(画像出典:JB PRESS)