未来の足跡♪

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「糖質制限」の是非に終止符か〜論文・炭水化物摂取増で死亡リスク上昇!?



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生活習慣病や糖尿病の人たちに対する「糖質制限」の是非について、いろいろ論じられてきました。

8/29、有名な医学誌に「炭水化物摂取増で死亡リスク上昇」という論文が発表され、「糖質制限」論争に終止符が打たれるかと言われています。

 

 

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究極の論文発表か!?

 

世界で最も権威のある医学雑誌のひとつ『ランセット』のオンライン版に、8/29、「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という論文が掲載されました。

 

炭水化物とは「糖質+食物繊維」なので、この論文は「糖質の摂取増加で死亡リスク上昇」と言い換えることができます。

 

これまで、生活習慣病者や糖尿病患者に対して、糖質制限の是非について、いろいろ論じられてきました。

 

実際の医療現場でも、カロリー制限をすべきか、糖質制限をすべきか、いろいろと意見が分かれています。当然、患者のほうは、もっと迷うわけです。闘病に熱心であればあるほど、いろんな情報を仕入れ、そして、悩むわけです。

 

糖尿病の世界では、そんな状況がもうかれこれ10年以上も続いているのですが、ここへきてようやく「糖質摂取の増加で死亡リスク上昇」ということが明らかになったというわけです。

 

論文の骨子は...

 

この論文の骨子は次の4点です。少し難しい部分もありますが、そのまま掲載します。

  1. 炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連する。
  2. 総脂質および脂質の種類別摂取は全死亡リスクの低下と関連する。
  3. 総脂肪および脂肪の種類は、心血管疾患、心筋梗塞等関連していない。
  4. 飽和脂肪酸は脳卒中と逆相関している。

 

簡単に、そして極端に解説すると...

 

上の4点は、批判を恐れずに簡単&極端に解説すると

  1. 糖質を取り過ぎると死亡リスク増大。
  2. 脂質を取れば死亡リスク減少。
  3. 脂肪摂取と心筋梗塞などは慣例性がない。
  4. 飽和脂肪酸は脳卒中を起こしにくい。

こんな感じでしょうか。

たとえば、飽和脂肪酸は、肉、牛乳、バター、卵黄、チョコレート、ココアバター、ココナッツ、パーム油などに多いもので、世界保健機関による2016年のレビューでは、飽和脂肪酸の多量摂取は心血管疾患のリスクを高めるとするとしていました。

しかし、上述の論文では、それが「逆ですよ!」ということなのです。

 

ちなみに糖尿病患者のブログ管理人が、治療のため専門クリニックに通って、栄養指導などで言われたことは...

  • カロリー制限をしましょう
  • 脂質を抑えましょう
  • 飽和脂肪酸も抑えましょう

おひおひ、これ全部、違うじゃないか(>_<)

 

これで安心してはいけない!?

 

昨今の糖質制限ブームには、危ないものを感じます。糖質を抑えまくって、代替栄養も取らず、運動もしない...では身体を壊すばかりです。

 

きちんと医者の指導のもと糖質制限には取り組むべきだと考えます。ダイエットブームに軽々とのって、過度な糖質制限を続けることは要注意なのです。

 

特に、糖尿病患者は、食事療法、運動療法、薬物療法をバランス良く併用することが大切だと...患者本人として痛感しています。そして、糖尿病患者の食事療法の第一目的は、「食後血糖値を安定化させること」ですから、糖質制限は重要です。ただし、糖質制限=糖質ゼロではありません。

 

以上のことを勘案すれば、「炭水化物摂取増で死亡リスク増」という論文結果を、「健康のために糖質ゼロにする」と読み替えるのは大きな間違いだと言えます。

 

まとめ

 

この世の中に存在するものは、それなりに存在意義があるのです。

炭水化物も、炭水化物の多くを占める糖質も、人間にとって意味がある存在なのです。

それなのに、極端に糖質制限をし、そのための補完をしない生活は著しく危ないのかもしれません。

 

「炭水化物摂取増で死亡リスク上昇」という論文が、そういう危ないことを促進させてしまわないことを願うばかりです。

 

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(画像出典:pixabay)