年に1回のコントの祭典キングオブコントは「かまいたち」が栄冠に輝きました。しかし、世間の注目を浴びたのは結成5ヶ月のピン芸人コンビ「にゃんこスター」でした。とくに、「わざとらしいほどの素人臭さを出した計算の高さ」が評価されています。
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キングオブコントとにゃんこスター...
10/2に放送されたコント日本一を決める「キングオブコント」、そこで注目されたのは優勝した「かまいたち」ではなく、準優勝の「にゃんこスター」でした。
彼らはもともとピン芸人で、5ヶ月前に結成されたコンビだったのだから、そこにも注目が。
そして、決勝では松本人志さんら審査員を心底感心させ、苦笑させるほどの芸の見せたから世間の注目はマックスです!
キングオブコントとは...
キングオブコントはTBS主催で、年1回開催のコント日本一を決める祭典です。2017年の開催で10回目を迎えました。
過去の優勝者は次の方々。正直、みなさん今も大活躍...とは言い切れないのが現状です(^_^;)
- 第1回、バッファロー吾郎
- 第2回、東京03
- 第3回、キングオブコメディ(解散)
- 第4回、ロバート
- 第5回、バイきんぐ
- 第6回、かもめんたる
- 第7回、シソンヌ
- 第8回、コロコロチキンペッパーズ
- 第9回、ライス
- 第10回、かまいたち
う〜ん、顔すら思い出せない人たちがいます。
優勝賞金は1千万円ですから、頂点を目指して1年間芸を磨き上げて決勝選目指して活動するのですが、第10回準優勝者「にゃんこスター」は結成5ヶ月だったのです!
にゃんこスターとは...
「にゃんこスター」はピン芸人2人からなるお笑いコンビです。
スーパー3助(34歳)がツッコミ、アンゴラ村長(23歳)がボケという形。
ともに、いろいろな経緯があってピン芸人として活動していました。
なかでもアンゴラ村長は、株式会社「これから」に新卒採用で入社し、社員として働きながら兼業芸人として活躍しています。そして、特技は縄跳び(^_^;)...なるほどです。
2人は5ヶ月前にコンビ結成。他の芸人たちが1年をかけて必死で芸の磨き上げるところを、速成でキングオブコント出場、決勝進出です。
で、そこで披露した芸が凄かったのです。
「スカシ」の徹底!?
「〜と思わせて、〜をしない」というのをお笑いの世界では「スカシ」といって、笑いの基本芸のひとつなんだとか。
にゃんこスターは、脇目も振らず、この「スカシ」一本で2つのネタを披露しました。
1本目の「縄跳び」で、圧倒的に場の空気感を変え、支配してしまいました。
それは「スカシ」の徹底による心地よい裏切りであり、そして、その裏切りの結果の期待だったのです。
「おひおひ、またあれやるぞ、きっとやるぞ、ほらやった、おもしろいな〜」という展開です。
2本目の「フラフープ」は、1本目の「縄跳び」と全く々展開です。でも、1本目で釘付けになった見る側は、山のような期待をしちゃうんですね。そして、それにやっぱり応える。
1本目も2本目もラストは自分たちのコンビ名を紹介するという、とっても素人くさい手法が返って笑いを誘います。「ね、やっぱり2本目も最後にやったね」という妙な安心感(^_^;)
『「〜と思わせて、〜をしない」と思わせて〜をする』という二重構造の笑いです。
まとめ
いまや、「にゃんこスター」は引っ張りだこ状態ですが、これからは大変です。
どこまで「にゃんこスター」独自の「スカシ」の徹底が通じるか。いつまで通じるか。寄席芸ならば10年飯が喰えるレベルですが、テレビではどうか...。
でも、ブルゾンちえみさんのような活躍のケースもあるわけで...。
今後の活躍に注目です。
(画像出典:ヤフーニュース)