未来の足跡♪

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【大相撲暴力体質は治らない】〜11/30の理事会に見る深刻な状況



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11/30の日本相撲協会理事会。日本相撲協会自らが【大相撲暴力体質は治らない】ということを図らずも露呈しました。残念ながら、その深刻さを日本相撲協会理事長だけでなく理事たちも全く気づいていないのです。

 

残念ながら、こんな状況・体制では、絶対に【大相撲暴力体質は治らない】と断言せざるを得ないのです(>_<)

 

 

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足工大学附属高校バレーボール部の不祥事...

 

「大相撲の話なのにバレーボール部のこと!?」と思うかもしれませんが、今回の【大相撲暴力体質は治らない】という話の『枕』として必要なので書きますね。

 

栃木県足利市にある足利工業大学附属高校。そこのバレーボール部は、あの「春高バレー」(バレーボールの全国大会)に37回も出場している、バレーボール強豪校です。そして、このバレーボール部のコーチ(同校の教諭)が暴力事件を起こしました。

 

このコーチ、バレーボール部所属の高校2年の男子生徒を正座させ、上半身を何度も蹴って負傷させたというのです。生徒側は栃木県警に相談し、栃木県警は傷害事件として捜査をはじめました。

 

さて、暴力に至った次第です。

 

バレーボール部には「部内の男女交際は禁止」というルールがあるんだとか。しかし、この男子部員が女子マネージャーと交際していることが発覚、これに対し、コーチが「これは体罰だな」と言って暴行したというのです。

 

この被害生徒は、コーチ以外、複数の部員たちから顔を蹴られるなどの暴行を受けたことがあるそうです。被害生徒は9月に退部しました。

 

同校バレーボール部では、2008年に上級生が下級生に暴力を振るったり、熱湯でやけどをさせたりとするいじめが発覚。その事件では、加害者生徒2人が退学、別の生徒が暴行容疑で書類送検されました。

 

同校では、その後、暴力一掃に尽力したハズなのですが...【体質体質は治らない】ことが露呈してしまったのです。

 

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ところで、この足利工大附属バレーボール部のケースで、「ルールを破った生徒が悪いので注意=体罰を受けるのはしかたがない」と思う人がいるのでしょうか。

 

また、「学校に相談せず、被害者生徒側が栃木県警に被害届を出したのはけしからん」という人がいるのでしょうか。

 

学校は恐らく2008年の暴力事件後、暴力一掃に取り組んだハズなのですが、今回のバレーボール部コーチらによる暴行事件は、「暴力一掃の取組が甘かった、あるいは、全く効果が無かった」ということなのではないでしょうか。

 

元高検検事長の驚くべき中間報告発言

 

11/30の日本相撲協会理事会のあと、記者会見が行われました。そこで、危機管理委員長の高野利雄氏(元名古屋高検検事長)が行った「調査の中間報告発言」に驚いた方も多いのではないでしょうか。

 

  1. 二次会で、白鵬が貴ノ岩と照ノ富士の2人に、高校の恩を忘れないようにと説諭した際、貴ノ岩がスマートフォンをいじっていた。日馬富士が注意したところ、貴ノ岩は「彼女からのメールです」と苦笑いを浮かべた。日馬富士は、大横綱の白鵬が説教をしているさなかにスマホをいじったことに腹を立て、貴ノ岩に謝罪させようと、平手で顔面を殴った。
  2. しかし、貴ノ岩がにらみ返したうえ、謝罪もしようとしなかったため、日馬富士は、貴ノ岩に対し、謝罪するように言いながら、平手で多数回殴り、さらにカラオケのリモコンで頭を数回殴った。
  3. 日馬富士はこの間、シャンパンのボトルをつかんで振り上げたが、手から滑り、ボトルでは殴っていない。馬乗りになったこともない。ほかの物も投げていない。白鵬が止めに入り、日馬富士の暴行は止まった。
  4. 日馬富士は、日本酒を飲んでいたが、泥酔している状態ではなく、当日の状況は記憶している。日ごろ酒癖が悪いということもない。

(引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2017113001205&g=spo

 

叱るのに殴って何故悪い!?

 [1]には、説教の延長でフツーに暴力を振るってしまうという体質がにじみ出ています。つまり、「口で諭すよりも、殴って判らせる」という体質です。

 

11/29の日馬富士引退会見でも、その体質はにじみ出ていました。

 

伊勢ノ濵親方と日馬富士の口から「貴ノ岩」への謝罪は全くありません。それはそうです、2人とも「悪いことをしてしまった、貴ノ岩に申し訳ない...とは全く思っていない」のですから。むしろ、叱ってあげたのに...というのが2人のホンネだということがあの会見ではありありとしていました。

 

それが、いまの大相撲界の体質であり、それを危機管理委員長自ら認めた。というより肯定してしまったのが[1]の発言です。

 

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[2]にも、大相撲界の暴力体質が現れています。つまり、「言うことを聞かなければ、鉄拳制裁をするのはフツーだ」ということです。

 

そして、[3]が極めつきです。「シャンパングラスでは殴ってない」を強調していると読み取れる文脈ですが、見方を変えると「シャンパングラスで殴ろうとした、殴ろうと」としたという事実を隠す意図が見え隠れします。

 

つまり、大相撲界の隠蔽体質です。それが危機管理委員会にも伝播、浸透しているのです。

 

このときの高野氏の発言を補足しましょう。

  • (日馬富士が貴ノ岩を数回殴って、さらにカラオケリモコンで殴ったあと)シャンパンのグラスをつかんで本人(貴ノ岩)を脅すつもりだったと(日馬富士は)言っていますが、振り上げています。ところが冷たい瓶であったため水滴が瓶の外についており、滑ってその場に落ちた。すぐに貴ノ岩がすみませんと謝れば、その先に行かなかったと思われますが、貴ノ岩はそうせずににらみ返した上、謝罪もしなかった。

 

「すぐに貴ノ岩がすみませんと謝れば、その先に行かなかったと思われますが...」この部分、おかしく感じるのはブログ管理人だけでしょうか。

 

「(カラオケリモコンで殴られた)貴ノ岩が謝れば、殴られなかった」と言っているのですから。「貴ノ岩が謝りさえすれば良かった」と言っているのですから。もっというと「謝らなかった貴ノ岩こそ悪い」と言っているのですから...。

 

危機管理委員会は忖度機関!?

危機管理委員会とはいえ、所詮、日本相撲協会が設置した機関です。多分に日本相撲協会よりであることを、今回の会見内容は露呈してしまったのではないでしょうか。

 

そして、大相撲界の暴力体質を追認するかのような発言をしてしまったのです。

 

中間報告であっても、「暴力は絶対に認めない」旨の発言をすべきだったでしょう。

 

八角理事長発言にもズレがありまくり!?

この記者会見で、八角理事長は、日馬富士のことで世間を騒がせたことを詫びました。でも、それはまったくズレている発言です。

 

「日馬富士の暴行事件で世間を騒がせた問題」以上に、「これまでの暴力一掃の取組が全く機能していなかったこと」を深く反省している」というべきなのです。

 

そこには、「横綱の暴力事件を起こしてしまった大相撲界の総責任者たる理事長の責任感」が全くありません。

 

白鵬「貴乃花巡業部長の元では行かない」

 

八角理事長が、世間に対する形ばかりの対応として行った「講話」。その「講話」のあと、白鵬が「貴乃花巡業部長の元では巡業に行かない」と発言した...と伝わっています。実際のところ、白鵬が発言したのか、それとも、白鵬の息の掛かったモンゴル力士にそれを言わせたのかは定かではありません。

 

その発言に対し、八角理事長は筋を通して、力士界として意見をまとめていいなさいといったそうですが、「講話」のあとの発言としては、「巡業に行きたくない」という発言に対し、壇上から叱り飛ばすべきだったのです。それとも、ビール瓶やシャンパングラス、あるいはカラオケリモコンを手にしないと強く言えないのでしょうか。

 

八角理事長の「筋の通し方」には筋が通っていないように感じます。

 

日本相撲協会に自浄能力なし

 

今回の日馬富士暴行事件の良かったところは「日本相撲協会には自浄能力がない」ということを世間にわからせた点です。

 

土俵や稽古以外の「かわいがり」と称する、「暴力で教え諭す体質」があり、それを日本相撲協会が、ある意味、肯定しているわけです。

 

暴力を振るった側(酒宴に同席した白鵬を含め)は、「俺は諭しただけ、教えただけ」「手打ちをしたのに蒸し返すやつが悪い」という主張に終始。そして、その主張をヨイショするかのような日本相撲協会の一連の発言。

 

「箱に入った腐ったりんご」は1つや2つではないのかもしれません。

 

貴乃花親方が全て悪い!?

 

今後の流れを推測しますが、「貴乃花親方が全て悪い」に収束して終わると思います。そして、その方向を相撲に関わった記者たちや、相撲好きを公言するタレントたちもヨイショしています。

 

つまり、大相撲界の悪しき体質は、大相撲の親方・力士たちだけでなく、それを支える終焉にも蔓延しているのです。

 

そういう「裏社会」においては、邪魔者は消せ...に限ります。今回については、「おらたちの村」の恥部をさらけ出した貴乃花親方がターゲットです。

 

日本相撲協会あげて、そして、モンゴル力士たちも含め、さらにはマスコミも味方にして、貴乃花親方を抹殺して、大団円という流れです。

 

確かに、頑なに何も喋らない貴乃花親方にも問題があり、また理事としての報告義務を怠っているという点も組織人としては問題なのかもしれません。それでも、大相撲界の恥部をさらけだしたという貢献は大きいのです。

 

貴乃花親方は、将来の理事長を投げ打って、いや、理事長どころか理事すら投げ打って恥部をさらけだしたのです。

 

そして、それを改善し、改革するチャンスが今なのですが、その好機を日本相撲協会が活かすことができそうもないことが、大相撲ファンとしては、とても残念です。

 

まとめ

 

今回の日馬富士騒動を「角界改革のチャンスとするか」、それとも「大相撲衰退のはじまりとするか」。

 

日本相撲協会がどっちを選択するのか、それは自由ですが、後者ならば、公益財団法人ということを見直すべきなのかもしれません。

 

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(画像出典:https://article.auone.jp/detail/1/6/12/8_12_r_20171126_1511689331727634