未来の足跡♪

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日本レスリング協会、栄氏パワハラ4点認定〜理事トップの弁に問題が...



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日本レスリング協会は、4月8日の臨時理事会において、栄和人強化本部長が伊調馨氏対して、4点においてパワーハラスメントをしたと認定しました。

 

栄氏は理事会には出席せず、谷岡同協会副会長(至学館学長)を通じて、辞任届を提出し、協会はそれを受理しました。

 

理事会後、それぞれの理事がコメントを出し、それが日本レスリング協会サイトで発表されています。

 

実は、それらのコメントのなかに、今回の問題の本質が浮き彫りにされているのです。

 

 

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協会認定のパワハラ4項目

 

以下、本記事のリソースはすべて、日本レスリング協会に開示されている情報に基づきます。

 

協会は次の4項目について、第三者委員会の調査に基づき、栄和人強化本部長のパワハラを認定しました。 

 

 【認定4項目】

  1. 平成22年2月、NTC(現味の素トレーニングセンター):伊調選手に対して「よく俺の前でレスリングができるな」などと言ったこと。
  2. 平成22年5月:同年11月の広州アジア大会の代表に関し、女子強化委員会は前年の全日本選手権と当年の全日本選抜選手権で優勝した伊調馨選手を外したこと。本人への説明はなかった。ただし、理事会の責任にも言及してあってパワーハラスメントの主体が誰かは明記されていない。
  3. 平成22年9月、モスクワ世界選手権でのホテル:栄女子強化委員長が田南部力コーチに「伊調の指導はするな」と言ったこと。
  4. 平成27年11月、NTC:田南力コーチとVが協会の事業で合宿参加を空けた際、協会の指示ということが伝わっていなかった栄本部長は、合宿中に外出したことを叱責。「目障りだ。出て行け」などと罵倒した。

 (以上、協会公式サイトから引用)

 

なお、告発者の告発内容のうち「パワーハラスメントではない」と認定に至らなかった項目についても、協会サイトで明記されていますが、ここでは割愛します。

 

協会理事トップのコメント

 

なお、ブログ管理人が気になったフレーズ・箇所を赤太字で示してあります。

 

【福田富昭会長】

残念ながら改善、改革しなければならないポイントがあった。真摯に受け止めたい。今後の監督・コーチの指導と選手強化のあり方を謙虚に考え、2020年東京オリンピックに向けてしっかり邁進したい。これをきっかけとし、協会、幹部、理事、監督、コーチ、選手が心をひとつにして東京オリンピックに向かって邁進し、メダル獲得を目指したい。

 (以上、協会公式サイトから引用)

 

【高田裕司専務理事】

早急にルールを決めることが必要。どうしてやっていくかを考えなければならない。「バカ!」と言ってもパワーハラスメントになるが、格闘技は厳しさがないと格闘技でなくなる。ルールで縛られすぎれば弱くなってしまう可能性がある。皆さんと協議し、勉強していきたい。

 (以上、協会公式サイトから引用)

 

【谷岡郁子副会長】

栄監督(至学館大での肩書き)には多くの方から心配をいただき、多くの方に支えられました。最も支えたのが至学館の選手です。ワールドカップ(3月17~18日、高崎市)の2日前に川井梨紗子選手が監督の家に行き、会うことはできなかったのですが、『私たちは真剣に、頑張って、集中して練習してきました。明るく笑っています。心配しないでください』とのメッセージを残しました。栄監督はそのあと、ワールドカップのネット中継で選手の頑張る姿を見て、気持ちが回復したそうです。すばらしい師弟関係です。

監督は『自分がさりげなく言ったことが深く人を傷つけたことは申し訳なく、反省している』と話していました。この9年半、至学館ではだれもレスリング部はやめていません。明るい、さわやかなチームを作るため努力してきました。これからも皆さんとともに頑張っていくと思います。

 (以上、協会公式サイトから引用)

 

【馳浩副会長】

栄監督に会ったら、優しく声をかけてください。

(以上、協会公式サイトから引用)

 

協会トップコメントに対する違和感

 

前述の赤太字部分に対する違和感を簡単に指摘します。

 

福田富昭会長分

「残念ながら」

 

冒頭の、この「残念ながら」が誰に対して誰が残念に思うのか...と言う部分が不明瞭なのが残念です(笑)。

これふざけているようですが、このあたりが協会としての不明瞭を反映していると理解しています。

 

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協会、幹部、理事、監督、コーチ、選手が心をひとつにして」

 

今回のパワハラ問題は組織体制の問題だと考えます。なので、これら「協会、幹部、理事、監督、コーチ、選手が心をひとつにして」という精神論では解決が付かない、ブログ管理人はそう考えます。

 

そして、協会トップの会長が、本件の問題の本質を考えずに、表層的な精神論で捉えようとしていることが、そもそも問題であると感じていますが、あなたはどう思いますか?

 

高田裕司専務理事分

「早々にルールを決めることが必要。」

 

ルールを決めることは本質じゃないでしょ。仮に栄氏がパワハラをしたとして、組織としてどうやって仕組み(ルールじゃないですよ!)としてそれを防ぐか、自浄できる組織をつくりあげるかということが肝心なのです。

 

「バカ!と言ってもパワーハラスメントになるが、格闘技は厳しさがないと格闘技でなくなる。ルールで縛られすぎれば弱くなってしまう可能性がある。」

 

このフレーズが発するニュアンスは、極論すると「現状、仕方ねえじゃないか」ということです。

 

「勉強していきたい。」

 

そもそも専務理事であるトップが「(これから)勉強していきたい。」なんていう言葉は、口がさけても言って欲しくない言葉です。

 

谷岡郁子副会長分

「すばらしい師弟関係です。」

 

この臨時理事会後に、これ言うことなんでしょうか。協会副会長としてではなく、学長としての立場から発せられたフレーズです。

この期に及んで言い訳なんですね。

 

しかも、谷岡郁子副会長のコメント全文には、どこにも以前の記者会見で伊調馨氏に対して発した失礼な言葉への謝罪などはありませんね。

 

「さりげなく言ったこと」

 

これ栄氏の言葉を谷岡氏が代弁したわけですが、栄氏本人が本当に言ったかどうかは別にして、これをこの場で口にするということは、今回のパワハラ「だけ」に関しても、谷岡氏は深刻には考えていないという証拠です。

 

「この9年半、至学館ではだれもレスリング部はやめていません。明るい、さわやかなチームを作るため努力してきました。」

 

これを口にする動機は、おそらく、「私たちは悪くない」ということでしょう。あえてここで発言するのは、やはり学長としての立場からです。

 

恐らく、谷岡氏は、日本レスリング協会副会長としての職責の認識にかなり問題があるのではないでしょうか。

 

繰り返しますが、谷岡氏の今回のコメントには副会長としての立場の発言は見えないのです。

 

まとめ

 

今回は、理事会後にコメントした、理事会トップ(会長、専務理事、副会長)の言葉を再掲し、そこに感じられる問題点について書きました。

 

もうひとつの記事で、同じく、協会のサイトに載っている、各理事からのコメントにも、問題点山積なので、書く予定です。

 

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そして、前述の批難的な私のコメントは、理路整然としていません。

だから、あなたには真意が伝わらないかもしれません。

 

一番お伝えしたいことは、

今回の件がスポーツ界にある問題体質を改善する契機になれるのかどうか。もちろん、レスリング界自体も、この問題がきっかけに、どんどんいいような方向に動いて欲しい。

 

それと、伊調馨氏の練習環境も激変するごとくに良くなって欲しいものです。

 

少なくとも、公益財団法人の理事は「公人」なので、そのような姿勢・思惑で本件を取り組んでもらいたいと思っているのです。

 

しかし、表面的にしか捉えていない匂いがプンプンで気持ち悪いのです。

 

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(画像出典:BLOGOS)